エラリー・クイーン『九尾の猫』

2005年一発目からいきなり後期クイーン問題ですよ。ミッシングリンクものの傑作ということながら、内容は本格本格というよりサスペンス中心な感じ。とはいえあれだけバラバラな材料が一つの事実をもって一網打尽にまとまる手腕は見事。燃やせ自分の地図。それにしても装丁のセンスがすごいいい。