”車椅子の熊ん蜂”シリーズ短編集。短編一つにこれでもかとトリックと反証を詰め込んで、そこに障害者を取り巻く社会が抱える問題まで織り込むという、もうはち切れそうな本。「密室の中のジョゼフィーヌ」は久々に密室もので興奮を味わった。「コクピット症候群」もいい。不可能犯罪がいかに「不可能」であることを見せるのが長けていて、そこを打ち砕いたときのカタルシスに大いにリターンが来るのだ。
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